ラックスキャピタルの催告書と時効

「オリンポス債権回収株式会社から訪問予告通知という手紙がポストに入っていてびっくりしました。」

ずいぶん昔にユニマットライフやアイク（CFJ）からお金を借りて、ずっと返していないことはありませんか。

もしそうなら、ユニマットライフやアイク（CFJ）から債権の譲渡を受けて、ラックスキャピタルが請求をしているのです。

債権者である有限会社ラックスキャピタルが業務を委託して、オリンポス債権回収株式会社から書類がきています。

通知には、「ご自宅へ伺い今後のお支払について貴殿のお考えをお聞きし」「些細なことでも結構ですのでご相談下さいますよう」と書いてありませんか。

ここであわてて相手にすぐに連絡して、支払いの約束をしたり、実際に支払いをしないように気をつけましょう。

時効の主張（消滅時効の援用）ができて借金がなくなるケースがあるからです。

通知を読んでいくと下の方に、請求債権合計が書いてあります。その近くに「次回約定日」という項目はありませんか。これは借金の返済をすべき期限のことです。

この日付から５年以上過ぎている場合は、時効の主張ができる可能性が高いです。

通知のタイトルは「訪問予告通知」ではなく、「法的措置予告通知」となっている場合もあります。

以前に届いた「訪問予告通知」や「法的措置予告通知」、今回裁判所から届いた「支払督促」をお持ちになってご相談に来られました。

当事務所にて、支払督促に対して、督促異議の申立てを行い、消滅時効を援用する通知を送りました。すると、裁判所からオリンポス債権回収株式会社が支払督促を取り下げたという書面が届きました。

最後に、オリンポス債権回収株式会社と「債務不存在確認書」（もう債務はないことを確認する書類）を取り交わしました。督促状は一切届かなくなり、無事に時効で解決ができました。